海・川・山の解禁日
6月から7月にかけて全国各地で「海開き」「川開き」「山開き」が行われます。旧暦の6月は田植えも終わり、禊をする時期でもありました。その禊を行う水回りには近づくことが許されず、入れば災いがあると信じられ、入ってしまったときは災厄を祓う呪j術が行われました。これが少しずつ変化して、水の神様の祭りになりました。川開きの解禁日としては、江戸時代からの両国川開きが有名で、隅田川の下流一帯の茶店・食べ物屋・見世物小屋などは、納涼期間中は夜半まで営業していました。山は霊のこもる場として信仰の対象で、普段は登山が禁じられていましたが、夏の一定期間だけ身を清めた人にのみ、信仰行事として山登りが解禁されました。これが山開きの始まりです。
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