亡くなった人の霊を慰める踊り
お盆の時期に各地で行われる「盆踊り」は、太鼓や笛など鳴り物の伴奏で、音頭、お盆祭り用の甚句(民謡の一種)に合わせて踊るもので、老若男女が参加できる元気一杯の踊りです。お盆が神仏習合の行事であるのと同様に誰もが楽しめます。盆踊りは、近所のお寺の境内や広場で行われるのが一般的で、真ん中に組んだ櫓を中心に、輪になって回って踊ります。これが「風流系踊り」で、屋台や金魚すくいなどは子ども連れにも楽しく、非日常的なひとときを過ごせます。「念仏系踊り」からでたといわれる踊り方は、行列して踊り歩くもので、亡くなった人の霊を慰め、送り出すという盆踊り本来の目的を持っています。こちらは祭りと同じで、全国様々な様式があり、東京では東京音頭に合わせたり、地方出身の人も多いので、各地の民謡などで踊ります。盆踊りといえば「縁日」で、これは決まった神や仏と縁を結ぶ「結縁日」の略です。その日、その神仏を信じれば功徳があるという信仰に基づき、仏が決まっている寺社が行う結縁日に参拝すれば一層のご利益があるということで、大勢の善男善女が集まりました。その人ごみを目当てに、様々な露天や屋台が集まって市となりました。縁日の発達は宗教と経済の融合であり、門前町が形成された所も少なくありません。
夏の贈り物の関連記事
-
集団生活の訓練
林間学校・臨海学校は、夏休みに涼しくて景色のいい高原や、自然豊かな磯、海辺のある海岸地方に、小中学校の先生が児...
-
続きを読む
-
七七日忌までのお線香代
栃木・群馬から東北全域では、忌明けの返礼をする習慣がありませんでした。返礼をしないという合意があるので、最初に...
-
続きを読む
-
人間性を高める教育的機会
テントを張って野外で一時的に生活するのがキャンプです。多くはレクリエーションを目的とし、海辺・高原・山・渓谷な...
-
続きを読む
-
墓石を建て替えたり、お墓を改装したときはどんなことをする?
新たな納骨やお骨の移動がない場合は、墓石建立のお祝いとなります。新しいお墓の場合には入魂式(魂入れ)、建て替え...
-
続きを読む
-
父の五十回忌法要を「お祝いです」と寺の住職にいわれたけれど、引き物の体裁は?
両親の五十回忌法要は誰でもできるものではなく、早くに両親を亡くしたのに、今日の自分があることを感謝して、紅白の...
-
続きを読む
-
お墓参りのときにご住職に持参するものは?
和菓子などに、無地の短冊で「ご挨拶」または「御供」と表書きをして持参するとよいでしょう。
-
続きを読む
-
日に干し、風を通す
「夏の土用」は7 月下旬〜8月上旬で、虫の害や黴を防ぐため、着物や本などを日に干したり風にあてたりするのが「「...
-
続きを読む
-
お布施はどのくらい包めばいい?
一般的にお布施に相場はありません。お寺によって檀家の取り決めがある場合があるので、直接お伺いするとよいでしょう...
-
続きを読む
-
お盆は旧暦、新暦、月遅れ、いつ行なったらいい?
現在、お盆を旧暦で行うところはほとんどなく、新暦の七月十三日から十六日、またはその一か月遅れで行うのが一般的で...
-
続きを読む
-
日除けとファッション
サングラスは顔のアクセサリーとして使われ、その日の顔型・顔色・化粧品・服装に合うように、いろいろな形や色があり...
-
続きを読む
その他のギフト関連の記事
-
新築して引っ越したときの挨拶回りにはどんな品物がいい?
家庭で手頃に使えるものがよいでしょう。ランチョンマット、コースター、ふきん、タオル、箸置き、コーヒー、紅茶、お...
-
続きを読む
-
校舎竣工式パーティーで、お赤飯とおまんじゅうを配るときの体裁は?
一般に、日用品や食品(まんじゅう・赤飯を含む)には、紅白花結びののし紙に「御礼」とします。
-
続きを読む
-
喪中のときに、身内の結婚式が重なってしまった。どうすればいい?
正式には、喪中の一年間は慶事、祝典、祭礼への参加や公的行事への出席は控えることになっていますが、それを厳格に守...
-
続きを読む
-
成人(満20歳)を祝う
1月15日は成人(満20歳)になった男女を励ます日で、国民の祝日としましたが、その日を連休にするため、2000...
-
続きを読む
-
お歳暮を贈る正しい時期はいつ?
お歳暮を贈る時期は、本来は正月を祝う準備を始める「事始めの日」である十二月十三日から二十日までの間でしたが、現...
-
続きを読む
-
七五三のお宮参り
「七五三」は、幼児から子どもへ、子どもから大人へと成長する節目に、成長するために悪霊をはらう儀式であり、また子...
-
続きを読む
-
お七夜の祝い方は?
生後七日目の夜に、生まれた子に名前をつけて、すこやかな成長を願い行う祝宴が「お七夜」です。昔は、親しい間柄の長...
-
続きを読む
-
人生の新たな出発点
定年という言葉は、明治時代に旧陸海軍で設けられたた「現役定限年齢」の略語で、海軍工廠の職員に対して50歳を定年...
-
続きを読む
-
出版記念のお祝いに対するお返しは?
記念パーティーや別の機会に、自書にサインをして贈ることが多いようです。表紙の裏にある見開きの紙の部分、または短...
-
続きを読む
-
年末の挨拶回りにはどんな品物を持参するのがいいの?
最近では、昔ほど年始の挨拶回りは行われなくなりましたが、企業においてはお得意先や取引先を中心に、年始回りは重要...
-
続きを読む
-
就任披露に招待されたときは?
就任披露の挨拶状や招待状が届いたら、できるだけ早くお祝い品を贈ります。金額は、相手とのつき合いの程度で考えるの...
-
続きを読む
-
三月末に誕生した孫(男の子)の初節句は、今年と来年どちらでする?
誕生後初めての節句を「初節句」といい、男児は五月五日の端午の節句、女児は三月三日の雛祭りに祝います。節句が誕生...
-
続きを読む
-
結婚祝いに招かれたときの祝い金の目安は?
お祝い金は、身内、友人、同僚、部下といった相互関係と、会場、規模、内容などの披露宴の状況を考えて決定します。
-
続きを読む
-
リフォームが完成し、お祝いの品物を贈るときの体裁は?
紅白花結びで「祝 ご増築」「祝 ご改築」「御祝」などと表書きします。ふさわしい品物は、新築の場合と同様です。
-
続きを読む
-
七五三の起源は?
起源は諸説ありますが、中国から伝来した「陰陽道」から、縁起のよい奇数年齢で三歳と五歳の男の子、三歳と七歳の女の...
-
続きを読む
-
大人になる知恵を授かる
七五三が関東を中心とした行事なのに対して、関西では数えで13歳になると、旧暦の3月13日か4月13日に知恵の神...
-
続きを読む
-
仲人役を正式に依頼したいときには、どういう手順が必要?
結納から結婚披露宴まで、結婚式当日だけなど、どのように依頼するのかを両家で話し合っておき、事前に電話や手紙で打...
-
続きを読む
-
踊りの発表会に来ていただき、お祝いを頂戴した方へのお返しの体裁は?
紅白花結びのし付きで、表書きは「寿」「松の葉」などとしてお返しします。一般に「外のし」にすることが多いようです...
-
続きを読む
-
お正月様を迎える1年の始まり
一年の初めの月だけを、数字を使わず「正月」と呼ぶのは、「お正月様」という神様が元旦にやってくるからだといわれて...
-
続きを読む
-
七十七歳(数え年)の誕生日には、どんなことをして祝えば喜ばれるの?
数え年七十七歳は「喜寿」となります。喜寿のお祝いには、家族や親戚が温泉地などに集まって祝宴を開くのもよいでしょ...
-
続きを読む