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命名のお披露目

生まれてから7日目に行う祝いを「お七夜」といい、新生児が産土神(うぶすながみ)の加護の下から離れるときと考えられています。昔は14日目頃までに命名しましたが、めでたい数字の7日目だけが残り、この日に命名することが多くなりました。お七夜では、神前・仏前に命名書を供えて内祝いをします。かつては長寿の人や社会的地位のある人などに名付け親をお願いしていましたが、今では両親がわが子への最初の贈り物として名前を付けることが多くなりました。明るく読みやすく、性別とのバランスのとれた名前がいいでしょう。命名書は、正式には奉書紙を横半分に折り、折り目を下にしてさらに縦に3つに折り、名前と生年月日を書き、上包みに命名と書きます。これを三方にのせ、神棚に飾ります。床の間や神棚に命名書を飾り、お披露目をします。略式命名書をベビーベッドの枕元に貼ってもいいでしょう。命名書は1ヵ月ほどではずし、へその緒と一緒にとっておくと記念になります。当日、赤ちゃんは盛装させるか、ベビードレスを着せます。お七夜は退院祝いを兼ねる場合もありますので、産婦が疲れないように、赤ちゃんが体調を崩さないように気を付けて、内輪で「祝い膳」を囲みます。赤飯や尾頭付きの魚など縁起のよいものを用意すると、よりお祝いらしくなります。

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